「思いやりのある子に育ってほしい」というのは、親が子どもの成長を願う時にあげられる項目の代表的なもの。昨今の社会は、その「思いやり」に大きな格差が生じているらしい。「思いやり格差」とは、思いやる気持ちを持つ人と持たない人との格差を言い、例えばホームレスに対して暴力をふるったり、「誰でもよかった」と言いながら他人に危害を加えるような事件が増える一方で、ボランティア団体などへの寄付を行う人も多数いるということなどが紹介されている。本書では「思いやり」の気持ちがどのように育まれていくのか、その気持ちを通して、互いに支え合う社会を作るための力とアプローチが分かりやすく解説されている。読後には心がほんわり温かくなる、この感覚をぜひ体験してほしい。