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籠(かご)
手仕事で仕立てた「籠」は、なんともゆったりした時を与えてくれます。
かつて山里では、弾力のあるものなら、蔓でも樹皮でも野にある恵みを生かしきって籠を編み、暮らしの道具として使用していました。
野の仕事で使うため、堅牢(けんろう・※)で軽く、雨にぬれても乾きやすいのが条件でした。無駄のない形状が究極の美しさをたたえ、有機的でモダンなデザインを生み出しています。
今では暮らしに合わせ、おしゃれな花入れや、手提げ、オブジェなどの「作家もの」が目を引きますが、名も知れぬ山里の人が編んだ昔の古い籠には、使われた籠の時間の分だけ深い味わいがあります。
(※)堅牢・・・物がしっかりと、壊れにくくできていること
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