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包む
その昔、パリ万博に出展された有田焼きの巨大な花器は、大藁筒(おおわらづつ)に梱包(こんぽう)されて船便で丁寧に送られました。パリの人々は有田焼きの素晴らしさと同時に、その藁筒の手技にさぞ驚いたことでしょう。
日本では昭和の初期ぐらいまで、藁や竹の皮、竹筒、笹の葉、草木の葉、和紙など自然の素材で包んでいました。包まれた物と、包む素材との間にまったく無理がない、とても美しい「包みの技法」です。
「包む」という言葉には、パッケージングという単語で置換えられない温かさがあります。気持ちも一緒に包み入れる・・・、そんな豊かな感じが伝わるからでしょうか。
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